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イチローとユキの最初の子が聟島に帰還しました

小笠原群島聟島におけるアホウドリの新繁殖地形成事業※において、イチローとユキの愛称で呼ばれるつがいから、2016年に最初に生まれた個体が、この繁殖期に聟島(むこじま)に帰還したことが、東京都の委託による山階鳥研の調査で確認されました。

イチローはこの事業で2008 年に聟島を巣立った人工飼育個体(色足環 赤Y01、11歳、雄)、ユキは野生個体(足環なし、雌)で、このつがいは2015〜16年の繁殖期以来、過去3シーズン連続で繁殖に成功しています。

山階鳥研が2019 年 2 月10日から17日まで聟島で行った調査において、イチローとユキの最初の子である2016年生まれの個体(色足環 赤Y75)の帰還が確認されました。

聟島で人工飼育した個体の子が小笠原諸島に帰還した事例はこれまでに、聟島から約5キロ南の媒島(なこうどじま)で、2009年生まれの人工飼育個体(色足環 赤Y11)から生まれ、2014年5月に巣立った雌個体(色脚環 緑M170)が、2017年3月1日に聟島に帰還した例があります。

なお、イチローとユキは今シーズンも繁殖して、現在、ヒナを順調に育てていますが、2017〜18年の繁殖期に産卵した卵が孵化に至らなかったつがい (2009年巣立ちの色足環番号 赤Y11の人工飼育雌個体と、未特定の雄)は今シーズンも産卵していましたが卵は孵化していませんでした。

※ この事業は、山階鳥研が、環境省、東京都、米国魚類野生生物局、 三井物産環境基金、公益信託サントリー世界愛鳥基金等の支援を得て、新しい繁殖地 を形成する目的で、伊豆諸島鳥島のアホウドリの雛を小笠原諸島聟島に移送(2008~ 2012 年)し、その後、東京都の委託調査としてモニタリングを実施しているものです。

※ 写真は、左から、Y75(イチローとユキの2016年生まれの子)、イチロー(2008年巣立ちの人工飼育個体)、ユキ(野生個体)、イチローとユキの今年生まれのヒナ(2019年2月15日、小笠原諸島聟島)。



明けましておめでとうございます

皆様、明けましておめでとうございます。旧年中は、多くの皆様に山階鳥類研究所の活動にご理解とご支援をいただき大変ありがとうございました。またブログやSNSも閲覧していただきありがとうございます。

山階鳥類研究所ウェブサイトに、壬生基博理事長の新年のご挨拶を掲載いたしました。

本年も引き続き山階鳥類研究所へのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。ブログ、facebooktwitterも引き続きよろしくお願いいたします。

※ 画像は求愛ディスプレイするコガモの雄です。多くのカモ類で越冬期につがいが形成されるので、それらの種では冬に求愛行動が観察できます。

7月17日(火)は休業します

本年も、夏季の節電対策として、山階鳥研は、照明、空調の使用抑制等に加え、通常は職員がそれぞれの都合で取る夏期休暇のうち2日間について、一斉休業し、その1回目を 7月17日(火)に実施します。ご関係の皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご承知おきください。

「夏季一斉休業のお知らせ」はこちらです.

おかげさまでフェイスブックのファンが30カ国から1,500人を越え、ツイッターのフォロワーも10カ国から1,500人を越えました

2015年11月初めから開始した山階鳥研のFacebookページですが、この2018年4月1日に「いいね」していただいているファンの数が、おかげさまで1,501人となりました。すでに2年以上、原則としてすべての投稿に英文を併記(または使用言語の切替によって英文が表示されるように)しており、画像に示したとおり、日本以外に国外の29の国と地域から「いいね」をいただいています。

同じ時期に始めたTwitterのフォロワー数は、4月1日現在、1,572人です。Twitterも原則として日英のふたとおりで投稿しており、海外からのフォロワーはいずれも1%(=約15人)未満で、アメリカ合衆国、台湾、イタリア、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、フランス、ドイツ、ポーランドの9の国と地域からフォローされています。

皆様にご関心をお寄せいただき大変ありがとうございます。引き続き応援よろしくお願いします。

※ 山階鳥研のFacebookページはこちらです。
※ 山階鳥研のTwitterはこちらです。

1月のテーマトークは、「鳥の標本ってどんなもの?はくせい標本の作り方」(1/13(土))です


明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、新年の第一回目、今月は1月13日(土)に、岩見恭子・自然誌研究室研究員が、はくせい標本の作り方についてお話しします。

鳥の標本にはいろいろあります。研究に使われるはくせい標本はどんなものでしょう?

岩見研究員が、特製のぬいぐるみを使って作り方をご説明します。お子さんにおすすめです。

第71回「鳥の標本ってどんなもの?はくせい標本の作り方」
【講師】岩見恭子 山階鳥研自然誌研究室研究員
【日程】1月13日(土)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール → 交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】各回とも先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 写真は鳥の体のつくりを学べるぬいぐるみです
※ テーマトークでのこれまでの講演実績はこちらです
※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです

第27回鳥学講座「夢を運べ、北の島から日本の空へ −絶滅から復活への道を歩むシジュウカラガン」(11月4日(土)、我孫子)JBFで開催します


我孫子市で開かれる鳥と環境のお祭り「ジャパンバードフェスティバル2017」に合わせ今年も鳥学講座を開催します。多くのみなさまのご来場をお待ちしております。

第27回鳥学講座
「夢を運べ、北の島から日本の空へ −絶滅から復活への道を歩むシジュウカラガン」
【講師】呉地正行(日本雁を保護する会会長)
【日時】2017年11月4日(土)14時30分〜16時00分(開場:14時00分)
ジャパンバードフェスティバル2017との同時開催
【場所】アビスタ(我孫子市生涯学習センター)(定員:120 名)(千葉県我孫子市若松26-4)
地図(外部サイト)
【会場までの交通】JR我孫子駅南口から「アビスタ・市役所経由」のバスでアビスタ前下車すぐ
【参加費】無料(事前申し込み不要・先着順)
【主催・問い合わせ】我孫子市鳥の博物館(電話 04-7185-2212)/(公財)山階鳥類研究所(電話 04-7182-1101)

レジュメ(+講師プロフィール)はこちらのリンクからご覧になれます。

かつて大群が日本に渡来していたシジュウカラガンですが、20世紀初頭、繁殖地の千島列島に、毛皮を採る目的でキツネが放されたために激減し、日本への渡来もほとんどなくなってしまいました。1980年代に「日本雁を保護する会」を中心として始まったシジュウカラガンをよみがえらせようという取り組みが近年実を結んで、現在は3000羽ほどが北日本を中心に渡来するまでになっています。同会会長の呉地さんにこの取り組みの経緯と成果、さらに課題や教訓についてお話しいただきます。

ジャパン・バード・フェスティバル(JBF)のサイトはこちらです。

奥野副所長がNHKラジオ第一(関西)の番組で鳥の文化についてお話をします(1/23(月)17:15頃)関西以外でもインターネット経由で聴取が可能です。

1月23日(月)NHKラジオの「関西ラジオワイド」に、山階鳥研の奥野副所長が出演し、「酉・鳥の文化」をテーマに、鳥の楽しさ、鶏の文化、上方の鳥文化などについてお話します。是非お聴きください。

近畿地方以外の地域にお住まいの方も、インターネットの「らじる☆らじる」で聴くことができます。また、スマートフォンでアプリ「らじる☆らじる」をダウンロードしてお聴きになることも可能です。地域「大阪」の「ラジオ第一(R1)」を選択してください。

「関西ラジオワイド」(NHKラジオ第一/大阪放送局)番組ウェブサイト
「旬の人・時の人」コーナー
【ゲスト】 奥野卓司(山階鳥研副所長・関西学院大学教授)
【日時】2017年1月23日(月)17:15分頃〜 30分程度

※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです。

標識調査講習会を実施しました

%e3%83%90%e3%83%b3%e3%83%80%e3%83%bc%e8%ac%9b%e7%bf%92%e4%bc%9a1612162016年12月16日から18日の日程で、鳥類標識調査の従事者(バンダー)になるための講義講習会を山階鳥類研究所で実施しました。鳥類標識調査は、鳥類の移動や寿命などを番号つきの足環を使って調べる調査で、山階鳥研が環境省の委託を受けて実施しています。

今回参加したのは、北海道、関東、中国からの合計6名です。講習生は、資格のあるバンダーのもとで一定のトレーニングを積んだ上で、山階鳥研の職員の野外調査に参加して実技講習を受けて今回の講義講習会に臨んだもので、標識調査に必要な知識や技術、関連法規などの講義を受けています。

現在、全国で約450名が調査に従事しており、年間約15万羽が標識放鳥(捕獲し足環をつけて放すこと)されています。

標識調査のあらまし(「渡り鳥と足環」)はこちらをご覧ください。

アホウドリの保全活動と無人島生活を体験して/台湾のフクロウ類の目玉模様/絶滅危惧種ヘラシギ人工孵化個体の渡来確認2例に 「山階鳥研NEWS」9月号

news_1609_s大変遅くなりましたが、山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」9月号をご紹介します。

3頁には、この1月に山階鳥研の調査隊に同行して、アホウドリの再導入プロジェクトの一環で行われているモニタリング調査にたずさわった学生レポーターのおひとり、篠原直登さんに体験記をお願いしました。5頁では、2000年代に急激に減少して、風前の灯と考えられている東アジア特産のシギ・チドリ類ヘラシギのロシアの繁殖地での保全活動が少しずつ効果を現す兆しを示していることが、鳥類標識調査により判明したことをご報告しました。

鳥にまつわる言葉を紹介する小コラム「とりのことば」、今号は「からすの行水」です。

「山階鳥研NEWS」2016年9月号 目次
1面 表紙写真(シジュウカラ)賛助会員孝橋貞樹
2面 上田恵介博士に山階賞を贈呈/第19回山階芳麿賞記念シンポジウム
3面  アホウドリの保全活動と無人島生活を体験して 東京大学大学院篠原直登
4面  Q&A 台湾のフクロウ類の目玉模様の意味は?
5面  絶滅危惧種ヘラシギ人工孵化個体の渡来確認2例に
6面  東日本地区賛助会員の集い開催報告/テーマトークご案内
7面  イベントご案内(足立区教養講座「アホウドリ保全研究の最前線」/手賀沼流域フォーラム/鳥学講座「コアジサシ保全の現場から」/JBF 2016「山階鳥研見にレクチャー8」)
8面  訃報(橘川次郎氏)/事務局から(新賛助会員・ご寄付)/とりのことば「からすの行水」/編集後記

「山階鳥研NEWS」は、山階鳥研の活動や、鳥学研究や鳥の話題をやさしく紹介するニュースレターです。賛助会員に入会いただきますと、隔月でお送りいたします。

※賛助会員のご入会は「ご支援のお願い」をご覧ください。
山階鳥研NEWSのこれまでの号の目次はこちらです。