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「我々日本人は動物をどうみてきたのか」〜若冲展をきっかけに考える〜(日本ペットサミット第2回例会)で奥野副所長が講演します

jpets_チラシ_160413_修正日本ペットサミットの講演会が開催され、山階鳥研の奥野卓司副所長が登壇します。

この講演会では、生誕300年を機に開催されている伊藤若冲展をきっかけとして、日本人がどのような動物観を持ってきたのかを考え、これから動物たちとどういう付き合いをしていくのがより自然なのかを考えていきます。

日本ペットサミット 第2回例会
「我々日本人は動物をどうみてきたのか」~若冲展をきっかけに考える~
PartⅠ 若冲とは? ~その人物像、時代的背景、絵画の特徴やその意味するところ
PartⅡ 我々日本人は動物をどうみてきたのか~若冲展をきっかけとして
奥野卓司先生と西村亮平会長との対談、フロアからの質疑応答

【日時】2016年5月21日(土)14:00〜16:00
【場所】東京大学農学部フードサイエンス棟 中島董一郎記念ホール(東京都文京区弥生1-1-1)
【定員】90名(要事前申込) 【参加費】無料
【申込・問合せ】日本ペットサミット事務局代行 株式会社インターズー 担当:佐久間
E-mail: sakuma☆interzoo.co.jp *メール送信の際は☆を半角の@に変えてください。
【主催】日本ペットサミット(J-PETS)
【詳細】公式ウェブサイトでご確認下さい。

※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです。

市民がボランティアで守っている松戸市内の緑地が公開されます(5/14〜23、松戸市内)

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千葉県松戸市内の樹林地保全活動を広く市民に知ってもらう目的で「第5回オープンフォレスト in 松戸」が開催されます。市民のボランティアによって守られている、市内17ヶ所の民有林が公開されます(一部公園含む)。

都市の緑地は、奥山の森林と異なり、人手による手入れが不可欠です。それをしない場合、ゴミの不法投棄にあったり、ヤブ蚊の巣窟だとか落ち葉が迷惑だとかの近隣からの苦情から、さいごには伐採せざるを得なくなって、かけがえのないわずかな緑地が消滅してゆくことになります。

土地所有者は高齢化などでなかなか手入れができないという実情がある一方、緑地の保全が重要とはいっても私有地の手入れまでを行政が肩代わりするのは不可能です。このため松戸市では、「里やまボランティア入門講座」という講座でボランティアを毎年養成し、土地所有者は緑地として維持したいという希望がありながら、所有者側では手入れができない土地について、行政が間に立ちながらボランティアのチームが緑地の手入れを共同で行う仕組みを作っています。

都市に残された貴重な森を未来に引き継ぐためにおこなわれている地道な活動の成果に触れてみませんか。山階鳥研はこのイベントを後援しています。

第5回 オープンフォレスト in 松戸
● 森の公開
【日時】2016年5月14日(土)〜23日(月)10:00〜15:00
【場所】松戸市内17ヶ所の民有林 ※場所により公開日と時間が異なります。
【共催・問い合わせ先】オープンフォレスト in 松戸実行委員会(事務局 TEL. 090-1209-2254)、松戸市(みどりと花の課 TEL. 047-366-7378)
【後援】(公財)山階鳥類研究所
【詳細】オープンフォレスト in 松戸公式ウェブサイト

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

5月のテーマトークは「シギ・チドリ類の渡りを追って!」(5月14日(土))です

ハマシギ(亜種キタアラスカハマシギ)茂田ゴールデンウィークも終わり、関東ではかなり暖かになってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、今月は、5月14日(土)の開催です。茂田良光・保全研究室研究員に、シギ、チドリ類の渡り研究について話してもらいます。

シギ・チドリ類といってもなかなか馴染みのない方もいらっしゃるかもしれません。おもに河口の干潟などでゴカイなどを食べている、嘴と脚の長い水辺の鳥で、種類もたくさんいるのですが、多くが長距離を渡る渡り鳥です。北極圏で繁殖して、非繁殖期は南半球まで渡り、日本には春の北上と秋の南下のときに通過する種もいます。

こういった長距離渡り鳥のシギ・チドリ類の渡り経路を明らかにするために、一般の方からの観察情報が得やすい、カラーフラッグという目印を鳥に装着する方法が使われています。国際的な協力と鳥好きの皆さんからの情報提供をもとに、日本を通過するシギ・チドリ類の渡りについてどんなことがわかってきたかを茂田研究員に紹介してもらいます。

第57回「シギ・チドリ類の渡りを追って!」
【日程】2016年5月14日(土)
【講師】茂田良光(山階鳥研保全研究室・研究員)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
→ 交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 鳥に脚環などをつけて、渡りや寿命を調べる鳥類標識調査については「渡り鳥と足環」をご覧ください。
※ 「鳥類標識調査 仕事の実際と近年の成果」はこちらです。

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

バードウィークにちなみ、手賀沼探鳥会が開催されます(5月8日(日))

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5月10日から始まるバードウィークにちなんで、山階鳥研の地元、手賀沼で一足早く探鳥会が開催されます。

1時間コース(~10:30)と2時間コース(~11:30)のどちらかを選んでいただき、手賀沼遊歩道沿いで、水辺の鳥、田んぼの鳥を観察します。小グループに分かれた参加者に、我孫子野鳥を守る会のベテランリーダーが付きますので、「これからバードウオッチングを始めたい」という方にぴったりです。ご家族連れも大歓迎です。山階鳥研はこのイベントを後援しています。

Enjoy手賀沼! 第27回バードウィーク 手賀沼探鳥会
【日時】2016年5月8日(日)9:00~12:00(受付開始8:30)
※雨天の場合は鳥の博物館見学
【集合場所】手賀沼親水広場 水の館玄関前 (我孫子市高野山新田193) 交通案内
【定員】100人 ※小学校低学年は保護者同伴
【申込】不要(当日受付)
【参加費】無料
【主催】我孫子野鳥を守る会・我孫子市鳥の博物館
【後援】(公財)山階鳥類研究所
【問い合せ先】我孫子市鳥の博物館 TEL. 04-7185-2212

※当日は、手賀沼親水広場で、「Enjoy手賀沼!」が開催されており、アクセスディンギー(小型ヨット)やカヌーの体験乗船、生き物ぬり絵、我孫子ふるさと産品・手賀沼のうなきちさんグッズ販売など、親子で楽しめる楽しい催しや出店が盛りだくさんです。また我孫子市鳥の博物館の無料開放日です。探鳥会の後は、ぜひEnjoy!手賀沼をお楽しみいただき、鳥の博物館にもお立ち寄りください。

Enjoy手賀沼! 2016
【日時】2016年5月8日(日)9:00〜15:30
【場所】手賀沼親水広場
【主催】Enjoy 手賀沼!実行委員会
【後援】(公財)山階鳥類研究所ほか
【詳細】Enjoy手賀沼! 2016公式ウェブサイト

※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです。

国立科学博物館でバイオミメティクス(生物模倣)の企画展と講演会があります

企画展「生き物に学びくらしに活かす―博物館

山階鳥研は、国立科学博物館ほかと共催で、バイオミメティクス(生物模倣)の企画展を開催します。

バイオミメティクスというのはちょっと聞き慣れない言葉ですが、生物に学びながら、私たちのくらしをより良くすることを目指す、生物学と工学が連携、恊働する新しい学問分野です。

たとえば、ハスの葉が水をはじく能力は、身近な品物に役立てられないでしょうか?フクロウが暗闇の中を静かに飛ぶしくみは、騒音の大きなプロペラなどに応用できないのでしょうか?

こういった関心をもとにした製品の研究開発がバイオミメティクスです。こういった研究開発は実際に行われるようになってきており、一部は実用化されているものもあります。この展示では、昆虫・魚類・鳥類を中心に、バイオミメティクスの実例とそのモデルになった生物、生物標本を所蔵する博物館や研究機関が果たす役割などを紹介します。

企画展 生き物に学び、くらしに生かすー博物館とバイオミメティクス
【日時】2016 年4 月19 日(火)〜6 月12 日(日)
【休館日】毎週月曜日※月曜日が祝休日の場合は翌火曜日/
ただし、5 月2 日(月)と6月6 日(月)は開館
【場所】国立科学博物館(東京・上野)日本館1 階
【入館料】一般・大学生:620 円、高校生以下・65 歳以上: 無料
【主催】(独)国立科学博物館 科研費新学術領域「生物規範工学」
【共催】(公財)山階鳥類研究所、高分子学会バイオミメティクス研究会
★ 詳細は国立科学博物館のウェブページでご確認ください。

この企画展に付随して講演会がふたつ開催され、山階鳥研の研究員2名を含む4名の講師が講演します。

講演会1(対象:小学校5年生以上)
【日時】4月23日(土)14:00~15:20
【場所】国立科学博物館日本館2階講堂
【講演内容と講師】
昆虫とバイオミメティクス 国立科学博物館 動物研究部 野村 周平
鳥の動きのバイオミメティクス 山階鳥類研究所 山崎 剛史
★ 要申込み(4月8日 17時締切、申込多数の場合は抽選;国立科学博物館のウェブページから申し込んでください)

講演会2(対象:小学校5年生以上)
【日時】5月21日(土)14:00~15:20
【場所】国立科学博物館日本館2階講堂
【講演内容と講師】
海洋生物とバイオミメティクス 国立科学博物館 動物研究部 篠原 現人
鳥の色のバイオミメティクス 山階鳥類研究所 森本 元
★ 要申込み(5月6日 17時締切、申込多数の場合は抽選;国立科学博物館のウェブページから申し込んでください)

多数の皆様のご来場をお待ちしています。

※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです。

4月のテーマトークは「オス?メス?見た目でわかる?雄化(ゆうか)する鳥の謎」(4月9日(土))です

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山階鳥研の地元我孫子では、ソメイヨシノが8〜9分咲き程度というところで空模様がはっきりしないという、これぞ典型的なサクラの季節という状況ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、今月は、4月9日(土)の開催です。岩見恭子・自然誌研究室研究員に、雄化(ゆうか)という現象について話してもらいます。

鳥は雄が綺麗で雌は地味など、外見で見分けられる種類がいますが、雄だと思っているその鳥はほんとに雄でしょうか?いやそうじゃない、という事例があるそうです。雄の姿をした雌、つまり雄化した美しい雌について紹介してもらいます。

第56回「オス?メス?見た目でわかる?雄化する鳥の謎」
【日程】2016年4月9日(土)
【講師】岩見恭子(山階鳥研自然誌研究室・研究員)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

山階鳥研所員がバードウオッチング入門のお話をします(2/20(土)我孫子)

メジロとウメ02s寒暖の差が極端な今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか?

今週末の土曜日、我孫子市内で、平岡が「バードウオッチング入門〜入門済みの人はちょっと復習〜」と題してお話しします。

野鳥は色鮮やかで声も美しく、親しみやすい反面、昆虫や植物のように手にとって図鑑と見比べられないなど、入門のハードルが高い側面もあります。当日はまったくの初心者にもわかりやすく、経験者にも興味を持っていただけるようなバードウォッチング紹介ができればよいと思っています。

今回の講演は、2015年6月に我孫子市鳥の博物館で行ったテーマトークの内容を大幅に拡充して再演するものです。

バードウォッチングが始めてみたいけどどんな感じなのだろうという方、庭に来る鳥をときどき見てますという方、お友達に誘われてちょっとやってみてるけど、なかなか鳥の名前がわからなくて、という方もぜひどうぞ。

講演会「バードウオッチング入門〜入門済みの人はちょっと復習〜」
【日時】2016年2月20日(土)14:00〜16:00
【場所】手賀沼親水広場・水の館3階研修室(千葉県我孫子市高野山新田193)
JR我孫子駅から阪東バス(「市役所経由」のもの →時刻表)で「市役所」下車。徒歩7〜8分。
→ Google map
【講師】平岡考(山階鳥研自然誌研究室・専門員)
【定員】150人(事前申込不要・参加費無料)
【主催】我孫子野鳥を守る会我孫子市鳥の博物館友の会
【後援】我孫子市、我孫子市教育委員会

※ 我孫子市役所ウェブサイトでの告知はこちらです。
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2月のテーマトークは「鳥に乗ってちゃっかり移動?―マダニの大旅行―」(2月13日(土))です

ハシボソミズナギドリlevel_adj_f_blog山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、今月は、2月13日(土)の開催です。鶴見みや古・自然誌研究室長・専門員に、鳥の体に乗っかって大旅行(?)した虫について話してもらいます。

ハシボソミズナギドリは南半球で繁殖し、春から初夏には日本沿岸を通過してゆく海鳥です(画像はこのハシボソミズナギドリの研究用の「仮剥製」です)。この鳥は、繁殖期以外は陸地に降りることなく海上で暮らしているのですが、ある日、日本の海辺に打ちあげられたこの鳥の体に、生きた小さな「マダニ」がついていました。繁殖地を旅立ってから、ずっと海上にいたはずの鳥の体に、なぜ生きたマダニがついていたのか。飛ぶことのできないダニが鳥を乗り物として利用したのでしょうか。「外部寄生虫」を研究している鶴見専門員と一緒に考えてみませんか。

第54回「鳥に乗ってちゃっかり移動?ーマダニの大旅行ー」
【日程】2016年2月13日(土)
【講師】鶴見みや古(山階鳥研自然誌研究室長・専門員)

【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
→ 交通案内
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

福島の動物の現状について考えるシンポジウム(2月11日(木・祝)、東京)に研究員が講演します

ツバメ_8304改_f_blog原発事故後の福島の動物たちの現状を考えるシンポジウムで、自然誌研究室の岩見恭子研究員が2011年のツバメの巣のセシウム濃度にかんするお話をします。山階鳥研はこの催しを後援しています。

シンポジウム「「生きものの記録」福島の再生と未来に向けて」
東日本大震災・福島原発事故から5年 長期低レベル放射線の影響を考える

【日時】2016年2月11日(木・祝)13:00~17:00(開場12:00)
【懇親会】17:00~
【会場】東京大学農学部 弥生講堂(文京区弥生1-1-1)
【入場料】無料(当日参加可)
【岩見恭子研究員講演】「福島第一原子力発電所事故によるツバメの巣の放射性セシウム汚染状況」
【主催】特定非営利活動法人 動物愛護社会化推進協会
【共催】一般社団法人 原発事故被災動物と環境研究会
【後援】公益財団法人 山階鳥類研究所
【申込・問合せ】動物愛護社会化推進協会ウェブサイト 参加申込書・プログラム案内

山階鳥類研究所の、東日本大震災関連の活動を紹介するページはこちらです。
山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

1月のテーマトークは「なかなか行けない海鳥繁殖地ってどんなところ?」(1月9日(土))です

蕪島のウミネコ繁殖地_20140518s山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、新年の第一回は、1月9日(土)の開催です。富田直樹・保全研究室研究員に、海鳥の繁殖地の調査について話してもらいます。

海鳥というと皆さんが思い浮かべるのはどんな鳥でしょうか?カモメ類は海の鳥ですね。ほかにも、アホウドリ類、ミズナギドリ類、ウミツバメ類といった鳥や、ウミスズメ類という仲間もいます。こういう鳥たちは、断崖のある離島などで繁殖していてなかなかその場面を見る機会がありません。山階鳥類研究所は、全国の様々な環境で長期的に生物データの収集を行う環境省モニタリングサイト1000のうち、海鳥調査を担当しています。普段なかなか見ることのできない海鳥の繁殖地の現状を様々な生態写真を交えて紹介します。

第53回「なかなか行けない海鳥繁殖地ってどんなところ?」
【日程】2016年1月9日(土)
【講師】富田直樹(山階鳥研保全研究室研究員)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
→ 交通案内
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

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