アホウドリの再導入プロジェクトを進めている小笠原の、聟島と嫁島でそれぞれ初めて繁殖が成功しました

聟島のヒナ(2)_山階鳥研提供_ブログ用アホウドリの再導入プロジェクトを進めている小笠原の、聟島で、この1月に孵化が確認されていたヒナの巣立ちがこの5月に確認されました。また嫁島でも巣立ち直前のヒナが観察されました。このことについて、本日、環境省・東京都と同時発表の形で報道発表を行いました。

小笠原諸島では2014年5月に媒島(なこうどじま)でヒナが確認されており、今回の確認で、戦後はアホウドリの繁殖がなかった小笠原諸島での、このプロジェクト開始後のアホウドリの繁殖成功は3例となりました。

プレスリリース(2016年5月23日付け)

このプロジェクトは(公財)山階鳥類研究所が、環境省、東京都、米国魚類野生生物局、三井物産環境基金、公益信託サントリー世界愛鳥基金等の支援をえて実施しているものです。

※ 聟島でのアホウドリのつがい(ユキとイチロー)の卵の孵化のニュースはこちらをご覧ください。
※ 山階鳥類研究所「アホウドリ復活への展望」(アホウドリ最新ニュース)はこちらです

※ 画像は巣立ちして聟島の海上を泳ぐアホウドリのヒナです(2016年5月14日撮影)