ヤンバルクイナ、ヘビから卵やヒナを守った!


写真を見てください。ヤンバルクイナが、沖縄の在来ヘビで、鳥も捕食するアカマタに脚を乗せています。間隔を空けて撮影する自動カメラの映像ですので、詳細が不明ですが、このあと、3羽のヒナが巣の外で無事な写真が撮影され、まさに孵化の途中だったヒナを捕食しようと巣に侵入してきたアカマタに対して、親鳥がなんらかの行動を取って捕食を回避したものと思われます。

この親鳥は、「再導入」(保全のために、いなくなってしまった場所に飼育下で増やした個体を放すこと)の技術確立のために、2019年9月に放鳥し、行動を追跡している個体です。関係者も、親鳥はこんな行動をするのかとびっくりしています。

ヤンバルクイナがこういった行動をするのは知られていないことから、山階鳥研では5月12日、この件について報道発表を行いました。

報道発表資料についてはこちらをご覧ください。