月別アーカイブ: 2023年4月

東南アジアの越冬地からセンダイムシクイが到着しました

山階鳥研のある我孫子でも新緑がまぶしい季節となり、今日は初夏のような天候でした。
 
今日は建物の裏山でセンダイムシクイのさえずりが聞こえました。センダイムシクイはスズメよりやや小さい、黄緑色の小鳥で、ユーラシアの東端と日本で繁殖し、東南アジアで越冬します。
 
今日は2羽か3羽程度のさえずりが聞こえましたが、彼らは越冬地の東南アジアから到着したばかりの個体なのだと思います。おそらく、明日には裏山からいなくなり、さらに北上し、日本国内かもしれませんし、さらに大陸に渡るのかもしれませんが、どこかの山地の森林で繁殖するのでしょう。
 
前もこのブログで書きましたが、センダイムシクイのさえずりは、カタカナで書くと「チヨチヨビーィ」といったふうに書けますが、このさえずりは「焼酎一杯ぐいー」と「聞きなし」されます。「聞きなし」というのは、鳥の鳴き声を、意味のある人の言葉を言っているように聞くことです。

今日のセンダイムシクイの録音を貼っておきますので聞いてみてください。センダイムシクイのさえずりは1秒、10秒、20秒あたりの3回聞こえます。ほかにヤマガラ、メジロ、ハシブトガラスの声が入っています。

センダイムシクイのさえずり(2023年4月20日、山階鳥研。ノイズリダクションと増幅済み)

※ 写真にはセンダイムシクイは写っていません。

東京駅前で開催中の特別展示『極楽鳥』

山階鳥研の標本が多数見られます



開館十周年を迎えた東京大学総合研究博物館インターメディアテクでは、鳥をモチーフとした宝飾芸術の歴史的名品を、鳥の剥製標本をはじめ一級の自然誌標本および研究資料とあわせて展示しています。鳥をモチーフにした素晴らしいブローチなどが多数ご覧いただけます。

山階鳥研はこの展示に協力しており、山階鳥研の所蔵する剝製標本が、東京大学総合研究博物館に寄託されている標本も含め多数展示されています。美しい宝飾品と、実際の美しい鳥たちの競演をお楽しみください。

インターメディアテク
開館十周年記念特別展示『極楽鳥』

【日時】開催中〜5月7日(日)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)、その他館が定める日
【会場】 JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク
【入館料】 無料
【主催】 東京大学総合研究博物館+レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校
【協力】 山階鳥類研究所  【協賛】ヴァン クリーフ&アーペル
【企画】 東京大学総合研究博物館インターメディアテク寄付研究部門+東京大学総合研究博物館国際デザイン学寄付研究部門
※ 詳細はインターメディアテク展示ページをご覧ください。
【関連イベント】 関連のレクチャーが開催されます。詳細はインターメディアテクのレクチャーページをご覧ください。

森本研究員が監修した『知って楽しいカワセミの暮らし』が出版されました。

所員の著書をご紹介します。

カワセミ類の生態や特徴について全体像から日本産カワセミ類各種のこと、さらにはカワセミが暮らす河川や水環境、人との関わりに関する話題まで、まとめて知ることが出来るありそうでなかった1冊です。著者である笠原氏のフィールドである長野県千曲川での話題を中心としながらも、日本や欧州でのカワセミの渡りや、河川の維持管理・環境保全といったさまざまな話題を紹介しています。

森本元研究員が監修を務めるとともに構造色とバイオミメティクスに関するコラムも執筆しています。是非書店でお求めください。各販売サイトでもご購入いただけます。

<書籍情報>
書名: 知って楽しいカワセミの暮らし
著者: 笠原 里恵
監修: 森本 元
発行:緑書房 版元サイト
判型/頁:四六判/328頁
定価:2,420円(税込)
発行日:2023年4月5日

*山階鳥研ウェブサイト「所員の著書」ページもあわせてご覧ください。 → こちら

献本ありがとうございます。「人類を熱狂させた鳥たち 食欲・収集欲・探究欲の1万2000年」

出版社から広報に献本いただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

ティム・バークヘッド(著)黒沢令子(訳)
人類を熱狂させた鳥たち 食欲・収集欲・探究欲の1万2000年

築地書館, 東京. (2023年3月29日発行, 口絵8ページ+本文404ページ. 3,520円 (本体:3,200円). ISBN-978-4-8067-1647-1)
→ 版元ページはこちら