カテゴリー別アーカイブ: 系統・分類

1月のテーマトークは「絶滅寸前?オガサワラカワラヒワの特徴とその保全」(1/18(土))です

写真:オガサワラカワラヒワ雄成鳥

我孫子市鳥の博物館で開催する、第3土曜日恒例の「テーマトーク」、今月は1月18日(土)に、齋藤武馬山階鳥研自然誌研究室研究員が、小笠原諸島に生息するオガサワラカワラヒワについてお話しします。

同じ種なのだけれど、場所によって少しずつ特徴が違うときに、分類学者が検討して、区別して名前をつけたものを亜種と呼びます。カワラヒワの亜種、オガサワラカワラヒワは小笠原諸島固有の亜種ですが、近年個体数が減少し絶滅の危険性が高まっています。今回は齋藤研究員が、オガサワラカワラヒワはどんな鳥なのか、遺伝的、形態的特徴から紹介します。さらに、減少している個体数の現状や原因についても保全の立場から報告します。

多くの皆様のご来場をお待ちしています。

第91回「絶滅寸前?オガサワラカワラヒワの特徴とその保全」
【講師】齋藤武馬(山階鳥研自然誌研究室研究員)
    → この人
【日程】1月18日(土)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
    → 交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名 
【主催・問い合わせ先】山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ テーマトークでのこれまでの講演実績はこちらです
※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです



 

6月のテーマトークは「万国共通な学名が図鑑によって違うわけ 〜キジやコウノトリはどうなってる? 」(6/15(土))です

山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第3土曜日恒例の「テーマトーク」、今月は6月15日(土)に、平岡考自然誌研究室専門員が、学名のお話をします。

和名にあわせて図鑑に必ず書いてある学名はラテン語で、万国共通なのだと説明されます。でも、学名ってときどき図鑑によって違いますよね。たとえば、キジやコウノトリでそういう例を見たことがある方もいらっしゃるでしょう。専門家でも少し面倒な学名の仕組みのあらましを身近な例からお話しします。

第84回「万国共通な学名が図鑑によって違うわけ〜キジやコウノトリはどうなってる?

【講師】平岡考(自然誌研究室専門員/広報コミュニケーションディレクター)
→ この人 
【日程】6月15日(土)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール → 交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 写真は、台湾産のキジです。
 テーマトークでのこれまでの講演実績はこちらです
※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです

2月のテーマトークは「南西諸島の鳥類の不思議をDNAから探る」(2/10(土))です

山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、今月は2月10日(土)に、齋藤武馬・自然誌研究室研究員が、南西諸島の鳥類をDNAで調べるお話をします。

日本の南に位置する南西諸島は南北約1200kmに連なる島々ですが、そこにしか棲息していない珍しい鳥達も沢山います。それらの種の島間における分布の境界や、DNA分析で明らかになってきた最近の研究例についてご紹介します。

ぜひ多くの皆さんのご来場をお待ちしております。

第72回「南西諸島の鳥類の不思議をDNAから探る」
【講師】齋藤武馬 山階鳥研 自然誌研究室 研究員
【日程】2月10日(土)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 写真は、トカラ列島中之島で捕獲されたイイジマムシクイです
※ テーマトークでのこれまでの講演実績はこちらです
※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです

10月のテーマトークは「ハヤブサはワルぶったインコなのか」(10/14(土))です

山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」は今月は10月14日(土)に、山崎剛史・自然誌研究室長が、鳥類の類縁関係の新知見から興味深い話題を紹介します。

鳥類学者は古くから鳥たちの類縁関係について考えてきました。最近、DNAの配列を読み取る技術が目覚しく進歩しましたが、このブレイクスルーにおかげで、鳥たちの類縁関係について、意外な事実が次々と明らかになってきています。ハヤブサはタカではなく、インコやスズメに近い。カワセミはあの鳥やあの鳥の仲間だ-そんな面白いトピックスを紹介してもらいます。

ぜひ多くの皆さんのご来場をお待ちしております。

第69回「鳥の系統学の今 〜ハヤブサはワルぶったインコなのか」
【講師】山崎剛史 山階鳥研自然誌研究室長
【日程】10月14日(土)
【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール → 交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

会場の我孫子市鳥の博物館では、山階鳥研と同博物館共催の企画展「鳥・酉・鶏・とり〜酉年はトリで楽しむ〜」を開催中です。あわせてお楽しみください。

※ テーマトークのこれまでの開催実績(PDF)はこちらです。
※   山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。

※ 画像はハヤブサです(写真:我孫子市鳥の博物館)。

アカヒゲとコマドリの学名はなぜ入れ替わってる?その原因になった本が今だけ見られます!

我孫子市鳥の博物館で開催中の「鳥・酉・鶏・とり 〜酉年はトリで楽しむ〜」(共催:山階鳥類研究所・我孫子市鳥の博物館)、会期がすでに半分を過ぎましたが、皆様ご覧になっていただけましたでしょうか。

今回写真をご紹介するのは、18〜19世紀のオランダの動物学者、オランダ自然史博物館の初代館長コンラート・ヤーコプ・テミンクの著作「新編彩色鳥類図譜」(山階鳥研所蔵)です。

作品保護のため、5日ごとにページをめくって違うページをお見せしていますが、10月8日(日)の夕方までは日本の南西諸島産のアカヒゲのページが開かれています。鳥好きの方はご存じのトリビア、よく似た日本産の小鳥、アカヒゲとコマドリの学名がいれかわっていて、アカヒゲの種小名はkomadori、コマドリの種小名はakahigeであるのは、テミンクがこれらの小鳥に学名を与えたこの「新編彩色鳥類図譜」の間違いに起因しているのです。アカヒゲのあと、10月9日(月)から10月15日(日)までの5日間こんどはコマドリのページが開かれますのでこちらもぜひご覧になってください。


日本の江戸時代に海を越えてヨーロッパに世界中から鳥の標本がもたらされ、学名が与えられ、分類されて徐々に体系だてて整理されてゆきます。今、私たちが使っている図鑑もその頃から営々と続けられてきた生物学者たちの営みの結果としてあることが、この「新編彩色鳥類図譜」を見ても思いおこされますが、今回の企画展ではそのほかにも、鳥と人の関係をさぐるさまざまな展示をお見せしています。ぜひご来場ください。

我孫子市鳥の博物館第78回企画展「鳥・酉・鶏・とり 〜酉年はトリで楽しむ〜」
【会期】 2017年7月15日(土)〜11月26日(日)
【場所】 我孫子市鳥の博物館 千葉県我孫子市高野山234-3 Tel. 04-7185-2212
【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は開館し、その直後の平日が休館日となります)
【時間】9:30 〜16:30
【料金】通常の入館料でご覧になれます。(一般300円、高校・大学生200円、中学生以下・70歳以上の方・障がい者の方 無料)
【詳細・公式サイト】我孫子市鳥の博物館企画展ページ
【主催】我孫子市鳥の博物館・(公財)山階鳥類研究所

第78回企画展「鳥・酉・鶏・とり展」チラシPDF

※ 「新編彩色鳥類図譜」の展示は10月28日(日)までで、10月31日(火)からは、セルビィの「英国鳥類学図譜」を展示します。
※ 山階鳥研のイベント情報はこちらです。

8月のテーマトークは「ミソサザイってどんな鳥?こんな鳥」(8月13日(土))です

ミソサザイ囀り夏まっ盛りですが皆さんいかがお過ごしでしょうか?

山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、今月は、8月13日(土)の開催です。齋藤武馬・自然誌研究室研究員に、ミソサザイについて話してもらいます。

ミソサザイは日本最小クラスの鳥のひとつで、体重はスズメの半分以下しかない鳥です。夏にはよくしげった山の渓流ぞいですばらしい囀りを聞くことができますし、冬にはやや低い山の暗い林床などで出会うことができますが、意外とその生態は知られていません。今回のテーマトークでは、齋藤研究員が、その分類や繁殖生態、最近の分布の変化等について紹介し、この渓流の小さな歌い手の生態や魅力についてお話しします。

第60回「ミソサザイってどんな鳥?こんな鳥」
【講師】齋藤武馬 山階鳥研自然誌研究室研究員
【日程】8月13日(土)

【時間】13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール → 交通案内(外部サイト)
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。
※ テーマトークは8月13日(土)のあと、9月はお休みして、次は10月8日(土)の開催です。

ロシアから研究者が研究の打ち合わせに来所しました

Kryukov_san

12月10日、ロシアの動物学研究者アレクセイ・クリュコフ(Dr. Alexey Kryukov)さんが、共同研究の打ち合わせのため来所しました。

クリュコフさんは、ウラジオストックにあるロシア科学アカデミー極東支所生物学土壌学研究所の進化動物学遺伝学研究室長で、これまでも山階鳥研の研究者と共同研究してきましたが、今回、ユーラシアから日本に分布する鳥類の系統研究の打ち合わせのため、来所したものです。当日は山崎剛史、齋藤武馬両研究員と打ち合わせをおこない、また標本室などを見学しました。

※ 写真は奄美諸島特産のルリカケスの研究用剥製標本を手に、山崎研究員から説明を受けるクリュコフさんです。

10月のテーマトークは「ウグイス亜種の謎についてDNAで調べたら?!」(10月10日(土))です

ウグイス・伊豆大島・070528・中野久夫_3747s山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館でトークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、10月は明日、10月10日の開催です。浅井芝樹・自然誌研究室研究員にウグイスの亜種について話してもらいます。

「亜種」というのは簡単にいうと、同じ種でも、地域によって少しずつ違う特徴を持っている場合に、それぞれを区別するためにもうけた種の一段下のカテゴリーです。熱心な鳥好きの方は、ヤマガラという種の中にも、三宅島には、本州で普通に見る「ヤマガラ」という亜種より大きくて色の濃い「オーストンヤマガラ」という亜種がいたり、カケスという種にも、北海道には、本州にいる、頭が白地にごま塩の「カケス」という亜種と違って、頭の地色が橙褐色の「ミヤマカケス」という亜種がいることをご存じでしょう。

春先に「ホーホケキョ」と囀るウグイスは、日本人なら誰でも知っている鳥ですが、このウグイスもいくつかの亜種に分かれています。じつはウグイスの亜種には、絶滅したと思われていた亜種が、実は普通に生息していたらしいことや、どこで繁殖しているのかまったく不明の亜種がいるなど、いくつかの謎があります。当日は、これらの問題を紹介し、亜種の違いについてDNA塩基配列を調べた結果を話してもらいます。

第51回「ウグイス亜種の謎についてDNAで調べたら?!」
【日程】2015年10月10日(土)
【講師】浅井芝樹(山階鳥研自然誌研究室研究員)

【時間】13時30分~   ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
→ 交通案内
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)

※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。
※ テーマトークは、11月はお休みをいただきます。10月10日(土)の次は12月12日(土)の開催です。
※ 10月31日(土)・11月1日(日)にはジャパン・バード・フェスティバルの「山階鳥研 見にレクチャー7」で所員のトークを聞いていただけます。

(写真は囀るウグイス、写真提供:中野久夫/我孫子野鳥を守る会)

【鳥学講座】「恐竜だって、本当は鳥みたいになりたい」(11月1日(土)我孫子)

tyrannosaurus_amnh_2年に1回、ジャパン・バード・フェスティバル(JBF)にあわせて開催している鳥学講座は、第一線で活躍する研究者が研究の最前線をわかりやすく紹介する催しです。
鳥は恐竜の子孫という説はいろいろと異論もありましたがほぼ定説の位置を占めるようになってきました。また、いろいろな恐竜の体表に羽毛のような構造があったといった研究結果も出てきています。バードウォッチャーと恐竜好きの垣根が一層低くなってきたと言えるでしょう。鳥を観察することは恐竜がどんなだったかを知ることなのかもしれません。恐竜から鳥への進化について、そして、鳥を参考にすると恐竜がどんな体の仕組みで、どんな生活をしていたと考えられるのかを、「鳥類学者、無謀にも恐竜を語る」の著者の川上和人さんにご紹介いただきます。
多数の皆様のご来聴をお待ちしています。

【第24回鳥学講座】
「恐竜だって、本当は鳥みたいになりたい」

【講師】川上和人(かわかみ・かずと)森林総合研究所主任研究員
【日時】2014年11月1日(土)14時30分〜16時00分(開場 14時15分)
※ ジャパンバードフェスティバル(JBF)2014との同時開催
【場所】アビスタ(我孫子市生涯学習センター) ホール(定員120名、先着順。)
千葉県我孫子市若松26-4
※ JR我孫子駅南口より南へ徒歩10分の手賀沼公園内(JBFアクセスマップ
【参加費】無料(事前の申込みは要りません)
【定員】120名
【主催・問い合わせ】我孫子市鳥の博物館(電話04-7185-2212)
(公財)山階鳥類研究所(広報担当 電話04-7182-1101)
講師プロフィールならびに講演要旨はこちらのリンク(イベント情報)からご覧ください。

9月のテーマトークは「日本産鳥類の固有種が大幅に増えるかも?ー日本繁殖鳥類234種のDNAバーコーディングの成果についてー 」(9月13日(土))です

kibitaki山階鳥類研究所の所員が我孫子市鳥の博物館で出前トークをする、第2土曜日恒例の「テーマトーク」、8月はお休みをいただきましたが、9月は明日、9月13日の開催です。自然誌研究室の齋藤武馬研究員に、DNAバーコーディングについて話してもらいます。
DNAバーコーディングという単語は聞き慣れない方も多いことでしょう。これは、動植物がそれぞれみんな持っているDNAの「塩基配列」と標本を材料とし、データーベースを利用して簡便に種同定を行うことができる、新しい技術のことをいいます。最近、国立科学博物館と山階鳥類研究所の合同チームは、日本産繁殖鳥類種234種のバーコード化に成功しました。副産物として、画像のキビタキとリュウキュウキビタキのように遺伝的な距離が遠く、日本産鳥類の固有種が増える可能性のある仲間がいることもわかりました。これらの成果をご紹介します。
多数の皆様のご来聴をお待ちしています。
第40回「日本産鳥類の固有種が大幅に増えるかも?〜日本繁殖鳥類234種のDNAバーコーディングの成果について〜」
【講師】齋藤武馬 山階鳥研自然誌研究室研究員
【日付】9月13日(土)
【時間】 13時30分~ ※30分のテーマトーク終了後、質疑応答の時間あり
【場所】我孫子市鳥の博物館 2階多目的ホール
交通案内はこちらをご覧ください。
【参加費】無料(入館料が必要です)
【定員】先着50名
【主催・問い合わせ先】
山階鳥類研究所(TEL. 04-7182-1101)、我孫子市鳥の博物館(TEL. 04-7185-2212)
※ 日本産繁殖鳥類種234種のバーコード化に成功したことのプレスリリース(PDF)はこちらです。
※ DNAバーコーディング事業における山階鳥研の取り組み(「山階鳥研NEWS」2009年1月1日号より)はこちらです。
※ 山階鳥類研究所のイベント情報はこちらです。