投稿者「山階鳥研広報」のアーカイブ

日本鳥学会2023年度大会が開催されます

日本で最大の鳥類研究者団体である、日本鳥学会の2023年度大会が、9月15日(金)〜18日(月・祝)の日程で、金沢大学で開催されます(下の写真は開催当日の案内ボード)。

【大会】9月15日(金)〜17日(日)
会場:金沢大学角間キャンパス(石川県金沢市角間町)
【公開シンポジウム】9月18日(月・祝)9:30〜12:00(開場9:00)
会場:金沢市文化ホール(石川県金沢市高岡町15番1号)
【鳥の学校】9月15日(金) ※参加受付は終了しています
会場:加賀市鴨池観察館(石川県加賀市片野町子2-1)

山階鳥研のメンバーは、こちらの一覧表のとおり、口頭発表7件、ポスター発表8件、3件の自由集会の主催などに参加するほか、鳥の学校では捕獲や発信器の装着実習の講師を務めます。
日本鳥学会2023年度大会の概要はこちらをご覧ください。会員以外でも、参加費を支払えば当日発表が聞けます。
公開シンポジウム「専門家が語る鳥類学の面白さ〜身近な鳥のふしぎ・ひみつ〜」はどなたでもお申し込み不要で聴講いただけます。内容は、小学校高学年以上を想定していますが、未就学児の同伴も可能です。ふるってご参加ください。

献本ありがとうございます。「鳥になって感じてみよう」

10/15に発行される新刊の絵本を出版社から広報に献本いただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

ティム・バークヘッド(著) キャサリン・レイナー (絵) 水野裕紀子(訳) 樋口広芳(監)
「鳥になって感じてみよう」

化学同人, 京都. (2023年10月15日発行 48ページ. 2,750円(本体:2,500円). ISBN-978-4-7598-2308-0)
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ベニアジサシがノラネコに捕食/昆明・モントリオール生物多様性枠組(3)/韓国の研究機関と鳥インフルエンザに関連する渡り鳥追跡のための協定を締結ほか「山階鳥研NEWS」2023年9月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2023年9月号(No.309)をご紹介します。

冒頭ではオーストラリアの足環が付いたベニアジサシがノラネコに捕食された話題を、記事と尾崎副所長によるエッセーで紹介しました。

環境省野生生物課の中澤圭一課長による連載「昆明・モントリオール生物多様性枠組について」は第3回目。最終回では新枠組の主要要素についてご紹介いただきました。

続いてドイツと韓国からの研究者の来所について。韓国国立野生動物疾病管理院とは鳥インフルエンザに関連する渡り鳥追跡のための協定を締結しました。

巻末の鳥のモニュメントは、鹿児島県与論町にある「海を越えた交流 ヤンバルクイナ」です。

その他、展示協力・活動報告などのほか、令和4年度寄附金・賛助会員についてのご報告や、イベント告知・レポートなども掲載しました。

2023年9月号(第309号) 目次(敬称略)
1面
 表紙写真(ノゴマ) 賛助会員 竹田亮三
2面 オーストラリアの足環が付いたベニアジサシがノラネコに捕食
3面 所員エッセー ネコに捕食されたベニアジサシに足環が付いていた 副所長 尾崎清明
4-5面 昆明・モントリオール生物多様性枠組について(その3)主要要素 環境省 自然環境局 野生生物課長 中澤圭一
6面 ドイツから研究者が来所/韓国の国立野生動物疾病管理院と鳥インフルエンザに関連する渡り鳥追跡のための協定を締結/所員の著書
7面 ジャパンバードフェスティバル(JBF)2023 鳥学講座・山階鳥研見にレクチャー/山階鳥類学雑誌目次/令和4年度決算報告/中国・四国地区賛助会員の集い
8面 鳥のサイエンストーク/展示協力・活動報告/鳥のモニュメント/事務局から(賛助会員・ご寄附/訂正/所内見学会のお知らせ)/編集後記

「山階鳥研NEWS」は、山階鳥研の活動や、鳥学研究や鳥の話題をやさしく紹介するニュースレターです。賛助会員に入会いただきますと、隔月でお送りいたします。
* 賛助会員のご入会は「ご支援のお願い」をご覧ください。
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こちらも合わせてごらんください。
山階鳥研ウェブサイト イベント情報ページ
山階鳥研ウェブサイト プレスリリースページ

ドイツから研究者が来所しました

フリードマン博士の講演の様子

5月31日、6月1日に、ドイツ・ハンブルク動物学博物館の鳥類学担当のキュレーター、フリードマン博士が標本調査と標本管理システムの視察のため来所しました。

ニック・フリードマン(Nick Friedman)博士は、沖縄科学技術大学院大学(OIST)に在籍していたこともあり、日本の南西諸島の島嶼に生息する鳥類標本を閲覧しました。また、山階鳥研の標本収集や標本管理システムについては岩見恭子 研究員が説明しました。6月1日には所内の講堂で、オーストラリアの鳥類におけるくちばしの大きさと形の進化に関する研究や、沖縄県のやんばる地域で録音された環境音をAIで解析し人間活動が生物へ及ぼす影響を調べる研究などを紹介するセミナーが行われました。

韓国の国立野生動物疾病管理院と鳥インフルエンザに関連する渡り鳥追跡のための協定を締結しました

調印式後の記念撮影 (前列、左から)イ・スウン チーム長、シン 院長、峰崎善次 事務局長、尾崎清明 副所長(後列、左から)水田拓 自然誌・保全研究ディレクター、イ・シワン 韓国環境生態研究所所長、チョン・ソル 研究員、イ 研究員、澤 研究員

6月20日、韓国の国立野生動物疾病管理院(NIWDC)から、シン・ドンイン 院長ら5名が山階鳥研に来所し、調印式を行いました。

韓国の国立野生動物疾病管理院(NIWDC:National Institute of Wildlife Disease Control and Prevention)は鳥インフルエンザに関連する種の追跡プロジェクトを立ち上げています。韓国国内だけでなく、モンゴルなどの周辺国とも共同研究を実施しています。今回締結した協定により、今後5年間程度、鳥インフルエンザとの関連が考えられるガンカモ類やツル類などの渡り鳥を継続して追跡調査し、情報を共有する予定です。当日は、調印式に先立ってセミナーが開催され、イ・ソンミ 研究員からは追跡プロジェクトの概要について、澤祐介 研究員からはガン類における近年の追跡調査についての講演があり、双方の意見交換を行いました。

献本ありがとうございます。「無人島、研究と冒険、半分半分。」

出版社を通じて著者から広報に献本いただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

川上和人(著)
「無人島、研究と冒険、半分半分。」

東京書籍, 東京. (2023年8月29日発行 312ページ. 1,760円(本体:1,600円). ISBN-978-4-487-81714-6)
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献本ありがとうございます。「世界を翔ける翼ー渡り鳥の壮大な旅ー」

出版社から広報に献本いただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

スコット・ワイデンソール(著)樋口広芳(監訳)岩崎晋也(訳)
「世界を翔ける翼ー渡り鳥の壮大な旅ー」

化学同人, 京都. (2023年8月20日発行 464ページ. 4,180円(本体:3,800円). ISBN-978-4-7598-2098-0)
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献本ありがとうございます。「クマタカ生態図鑑」

出版社から広報に献本いただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

若尾親(著)山崎亨(監)
クマタカ生態図鑑

平凡社, 東京. (2023年3月24日発行, 初版第2刷 2023年7月12日 600ページ. 8,800円 (本体:8,000円). ISBN-978-4-582-54268-4)
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アホウドリ繁殖状況2022-23/昆明・モントリオール生物多様性枠組(2)/富士山における鳥類研究/シジュウカラガンの渡り経路と繁殖地新知見ほか「山階鳥研NEWS」2023年7月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2023年7月号(No.308)をご紹介します。

冒頭ではアホウドリ鳥島と聟島の新繁殖地における繁殖状況について最新の情報を掲載しました。また、シジュウカラガンの渡り経路と繁殖地新知見についても掲載し、これら2件について、山階鳥研はそれぞれ報道発表を行っております。

続いて所員エッセー。多様な自然環境を持つ富士山での鳥類研究をライフワークとしている森本研究員による「富士山における鳥類研究のこれまでと展開」。

環境省野生生物課の中澤圭一課長による連載「昆明・モントリオール生物多様性枠組」は第二回目。新枠組が決められるまでにどのような検討過程を経たのかについてお話いただきました。

巻末の鳥のモニュメントは、富山市にある「白いタカの導き 佐伯有頼少年像」です。

その他、サントリー世界愛鳥基金アホウドリの普及啓発活動に助成が贈られる話題、バンディングかわら版第6号発行、令和4年度寄附金・賛助会員についてのご報告や、イベント告知・レポートなども掲載しました。

2023年7月号(第308号) 目次(敬称略)
1面
 表紙写真(オオバン) 賛助会員 孝橋貞樹
2面 アホウドリ2022-2023 繁殖状況
3面 所員エッセー 富士山における鳥類研究のこれまでと展開 研究員 森本元
4-5面 昆明・モントリオール生物多様性枠組について(その2)検討過程 環境省 自然環境局 野生生物課長 中澤圭一
6面 サントリー世界愛鳥基金アホウドリの普及啓発活動に助成/バンディングかわら版第6号発行/シジュウカラガンの渡り経路と繁殖地を初めて明らかに/所員の著書
7面 令和4年度寄附金・賛助会費・会員数の報告/Enjoy手賀沼!バードウィーク手賀沼探鳥会/講演と展示協力イベント告知/協力調査員表彰
8面 鳥のサイエンストーク/展示協力・活動報告/鳥のモニュメント/事務局から(賛助会員・ご寄附/新型コロナウイルス感染症対応について/所内見学会再開)/編集後記

「山階鳥研NEWS」は、山階鳥研の活動や、鳥学研究や鳥の話題をやさしく紹介するニュースレターです。賛助会員に入会いただきますと、隔月でお送りいたします。
* 賛助会員のご入会は「ご支援のお願い」をご覧ください。
* 山階鳥研NEWSのこれまでの号の目次はこちらです。

こちらも合わせてごらんください。
山階鳥研ウェブサイト イベント情報ページ
山階鳥研ウェブサイト プレスリリースページ

献本ありがとうございます。「Wildlife, landscape use and society: regional case studies in Japan」

著者の、森林総合研究所元上席研究員/長崎大学元教授の杉村乾(すぎむら・けん)さんからご寄贈いただきました。

5月10日、杉村さんが、東京大学元准教授の石田健さんと来所され、本書をご寄贈くださいました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

左から、石田健さん、杉村乾さん、鶴見みや古文化資料ディレクター、水田拓自然誌・保全研究ディレクター

Ken Sugimura 杉村乾(著)
Wildlife, landscape use and society: regional case studies in Japan

Routledge, London. (2021年3月9日発行, 本文195ページ. £130.00. ISBN-978-0-367-33381-2)
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