2024年頭のご挨拶/所員紹介/ジャパンバードフェスティバル報告ほか「山階鳥研NEWS」2024年1月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2024年1月号(No.311)をご紹介します。

冒頭には所長 小川博による新年のご挨拶を掲載しました。本年も研究所の活動に温かいご支援をお願いいたします。

続いては所員紹介。新入のスタッフも含め総勢21名が顔写真つきで登場しています。普段研究所では見られない意外な一面を知ることもできます。ぜひお楽しみください。

ジャパンバードフェスティバルでは4年ぶりに研究所にて開催した「山階鳥研見にレクチャー」のご報告、同時開催した「鳥学講座」のご報告を掲載しています。

巻末の鳥のモニュメントは、大阪市にある「鶯塚」です。

その他、展示協力・活動報告などのほか、人事、寄附金・賛助会員のご報告や、イベント告知・レポートなども掲載しました。

2024年1月号(第311号) 目次(敬称略)
1面
 表紙写真(アカヒゲ(ホントウアカヒゲ)) (賛助会員 宮島仁)
2面 明けましておめでとうございます(所長 小川博)/山階鳥類学雑誌第55巻2号(No.150)目次/山階武彦助成事業〜研究者の海外渡航助成〜
3-5面 山階鳥類研究所 所員紹介/所員の著書『山階鳥類研究所のおもしろくてためになる鳥の教科書』/アホウドリマンスリーサポーターを募集
6面 ジャパンバードフェスティバル2023開催(山階鳥研 見にレクチャー・鳥学講座)
7面 全日本バードカービングコンクール 山階鳥研所長賞/中学校職場体験を受け入れました/山階鳥研NEWS表紙写真を募集/山階鳥学セミナー〜捕獲技術入門編〜
8面 鳥のサイエンストーク/展示協力/鳥のモニュメント/NEWS表紙写真募集/事務局から(新賛助会員・ご寄附)/所内見学会/編集後記

こちらも合わせてごらんください。
山階鳥研ウェブサイト イベント情報ページ
山階鳥研ウェブサイト プレスリリースページ

年頭のご挨拶

令和6年能登半島地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、犠牲になられた皆様とご遺族の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます。一刻も早い復旧ができますよう心よりお祈りいたします。

小川博所長の新年のご挨拶を研究所のウェブサイトに掲載しました。 https://yamashina.or.jp/hp/gaiyo/staff/ogawa_hiroshi_goaisatsu2024.html

献本ありがとうございます。「講談社の動く図鑑move 鳥[新訂版]」 

新訂版の発行に際して山階鳥研が協力をし、出版社から献本いただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

講談社(編) 川上和人(監)
「講談社の動く図鑑move 鳥[新訂版]」

講談社, 東京. (2023年11月30日発行 224ページ. 2,420円(本体:2,200円). ISBN-978-4-06-530089-3
→ 版元ページはこちら

献本ありがとうございます。「ときめくフクロウ絵図鑑」

出版社から献本いただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

永田 鵄(著)柴田佳秀(監)
「ときめくフクロウ絵図鑑」

SBクリエイティブ株式会社, 東京. (2023年10月3日発行 192ページ.
1,760円(本体:1,600円). ISBN-978-4-8156-1567-3
→ 版元ページはこちら

アホウドリ保全活動のサポーターを募集/ラジオ番組『朝の小鳥』を引き継いで/音楽家・松平頼則と父頼孝ほか「山階鳥研NEWS」2023年11月号

山階鳥類研究所の広報紙「山階鳥研NEWS」2023年11月号(No.310)をご紹介します。

冒頭では11月に開始したアホウドリマンスリーサポーター募集の記事を。アホウドリは個体数が回復してきているものの今後も継続して保全活動と研究が必要であり、今後10年の活動のため募金を開始することになりました。

続いては特任専門員の岡村正章さんによる所員エッセー。岡村さんは6月から有名な長寿ラジオ番組「朝の小鳥」を担当されています。

茨城県立歴史館で開催中の「音楽家・松平頼則とその時代」展によせて、同館の石井裕主席研究員にご寄稿いただきました。松平頼則の父、頼孝氏は鳥学にゆかりのある人物です。

巻末の鳥のモニュメントは、石川県金沢市にある「雁行橋」です。

その他、展示協力・活動報告などのほか、人事、寄附金・賛助会員のご報告や、イベント告知・レポートなども掲載しました。

2023年11月号(第310号) 目次(敬称略)
1面
 表紙写真(メジロ) (賛助会員 吉田宏彦)
2面 アホウドリの保全活動と研究を継続するためのマンスリーサポーターを募集
3面 所員エッセー 所員エッセー ラジオ番組『朝の小鳥』を引き継いで (特任専門員 岡村正章)
4面 音楽家・松平頼則と父頼孝―茨城県立歴史館企画展「音楽家・松平頼則とその時代」開催によせて― (茨城県立歴史館 首席研究員 石井裕)
5面 博物館実習生を受け入れ/所員の著書『水辺を守る−湿地の保全管理と再生−』/山階鳥研NEWSの表紙写真を募集
6面 ドイツから研究者が来所/韓国の国立野生動物疾病管理院と鳥インフルエンザに関連する渡り鳥追跡のための協定を締結/所員の著書
7面 ジャパンバードフェスティバル(JBF)2023 鳥学講座・山階鳥研見にレクチャー/山階鳥類学雑誌目次/令和4年度決算報告/中国・四国地区賛助会員の集い
8面 鳥のサイエンストーク/研究所・研究員活動報告/鳥のモニュメント/事務局から(人事・賛助会員・ご寄附/中国四国地区賛助会員の集い開催中止/訂正/所内見学会のお知らせ)/編集後記

こちらも合わせてごらんください。
山階鳥研ウェブサイト イベント情報ページ
山階鳥研ウェブサイト プレスリリースページ

【時間割公開!】「山階鳥研 見にレクチャー」@ジャパン・バード・フェスティバル(11/4-5)へのご来場お待ちしています!

2019年の「見にレクチャー」の様子

年に1回、山階鳥研の地元、千葉県我孫子市で開催される、鳥と環境のお祭り「ジャパンバードフェスティバル(JBF)」は今年は、11/4(土)、11/5(日)です。
山階鳥研では今年もJBF期間中、山階鳥研の講堂で所員が交代でミニレクチャーを行います。スライドによる研究紹介です。ご入場には当日配布の整理券が必要です。下記注意事項をお読みいただきご来場ください。皆様のお越しをお待ちしております。

ジャパンバードフェスティバル(JBF)2023
山階鳥研見にレクチャー

【日程】2023年11月4日(土)・5日(日)
【時間】
2023年11月4日(土)10:00〜16:00(整理券配布は9:50〜)
2023年11月5日(日)9:30〜15:00(整理券配布は9:20〜)
【場所】山階鳥研 講堂 (千葉県我孫子市高野山115) アクセス
※ 当日は我孫子駅よりJBF巡回バスが運行されます。
くわしくはJBF交通案内のページをご覧ください。
【参加費】無料
【定員】毎回25名 整理券による入場

【ご注意】
※ 各回講演時間25分、定員25人(一斉入場、一斉退出)
※ 講演の聴講には整理券が必要です。定員に達しましたら整理券の配布は終了致します。
※ 整理券は11/4(土)は9時50分、11/5(日)は9時20分より、当日分のみを山階鳥研の玄関で配布致します。
※ 整理券はお一人様5枚までの配布となります。一度に複数回の整理券は配布できません。複数の講演を聴講したい場合は、お持ちの整理券の回が終了してから次に聴きたい講演の整理券をお受け取りください。
※ 11/4(土)12時と、15時30分に予定している「鳥類標本ってどんなもの?(子供限定!)」の参加対象は、小学生から高校生です。小学1〜3年生は、付き添いとして保護者の方が1名まで入室できます。その際、未就学児をお連れの方も入室可です。整理券は保護者の方も含めて、入室する人数分必要です。
※ 研究所全体の見学はできません。玄関ロビー内と一部廊下のポスター展示は整理券なしでもご自由にご覧いただけます。
※ 駐車場の用意はありません。なるべく公共交通機関をご利用ください。
※ 時間割・講演内容の紹介はこちらのリンク(イベント情報)をご覧ください。

ジャパン・バード・フェスティバル(JBF)のサイトはこちらです。

第33回鳥学講座「小笠原諸島の海鳥は、増えたり、減ったり、海を越えたり、越えなかったり」(11月4日(土)、我孫子)JBFで開催します

我孫子市で開かれる鳥と環境のお祭り「ジャパンバードフェスティバル2023」に合わせ今年も鳥学講座を開催します。多くのみなさまのご来場をお待ちしております。

第33回鳥学講座
「小笠原諸島の海鳥は、増えたり、減ったり、海を越えたり、超えなかったり」
【講師】川上和人(森林総合研究所 鳥獣生態研究室長)
【日時】2023年11月4日(土)13時30分〜15時00分
【会場】我孫子市生涯学習センターアビスタ 1Fホール(定員:120 名)
千葉県我孫子市若松26-4
【交通】JR我孫子駅南口より南へ徒歩10分の手賀沼公園内
【参加費】無料(事前申し込み不要・先着順)
【主催・問い合わせ】
我孫子市鳥の博物館 TEL:04-7185-2212
山階鳥類研究所 TEL:04-7182-1101

レジュメ(+講師プロフィール)はこちらのリンクからご覧になれます。

世界自然遺産地域である小笠原諸島にはこれまでに21種の海鳥の繁殖記録があります。その中には、オガサワラヒメミズナギドリやクロウミツバメなど、小笠原でしか繁殖しない固有性の高い種もいます。多くの海鳥がいるのは、捕食者となる肉食哺乳類が自然分布しない海洋島だからです。そんな小笠原には1830年から人間が入植し、さまざまな外来種が持ち込まれました。その影響で海鳥は減少してしまいましたが、近年は自然再生のため外来種の駆除事業が行われ、海鳥がみるみる増加してきました。しかし、小笠原の過去の海鳥相はよくわかっていないため、この増加が果たして「回復」なのかどうかがわからないという問題が出てきました。このような問題を「ハンプティ・ダンプティ問題」と呼びます。小笠原の鳥類について研究している川上和人さんは、この問題を解決するため、化石の分析による過去の海鳥相の復元に取り組まれました。この講演では、川上さんに小笠原の海鳥相の特徴と保全管理についてお話ししていただきます。

ジャパンバードフェスティバル(JBF)のサイトはこちらです。

所員が執筆した「山階鳥類研究所のおもしろくてためになる鳥の教科書」が出版されました。

所員の著書をご紹介します。

生態、行動、分類、形態、進化などの鳥の生物学から文化、歴史、さらには「へぇ〜」というトリビアに至るまで、鳥類に関するさまざまな知識を、山階鳥研の所員が4章82項目にわたってわかりやすく解説しました。本書は、2004年に刊行された『おもしろくてためになる鳥の雑学事典』(日本実業出版社)の内容を改訂して文庫化したものです。

是非書店でお求めください。各販売サイトでもご購入いただけます。

<書籍情報>
書名:山階鳥類研究所のおもしろくてためになる鳥の教科書
著者:山階鳥類研究所
発行:山と渓谷社 版元サイト 
判型/頁:文庫版/336頁
定価:1,100円(税込)
発行日:2023年9月20日 

*山階鳥研ウェブサイト「所員の著書」ページもあわせてご覧ください。→こちら

献本ありがとうございます。「ドードー鳥と孤独鳥」

出版社から献本いただきました。こちらでご紹介するとともに、書庫に納めて活用いたします。ご寄贈大変ありがとうございました。

川端裕人(著)
「ドードー鳥と孤独鳥」

国書刊行会, 東京. (2023年9月14日発行 372ページ. 2,970円(本体:2,700円). ISBN-978-4-336-07519-2)
→ 版元ページはこちら