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ジャパンバードフェスティバル2003 活動報告

 2003年のジャパンバードフェスティバル(JBF)は11月8日(土)、9日(日)に、我孫子市内の5会場で開催されました。JBFは鳥類関連団体や企業・行政で実行委員会を作り、運営しています。山階鳥研も実行委員会に参加しています。3回目を迎えた今年は、一時小雨が降ったものの天気にも恵まれ、全国から48,000人の方々が参加しました。(杉森文夫)

山階鳥類研究所のイベント
アホウドリ保護活動の展示
【アホウドリ保護活動の展示】8・9日 会場:手賀沼親水広場
 県立手賀沼親水広場の野外テントで、山階鳥研の研究活動の一端をパネル展示しました。特に、NTTドコモの協力を得て、伊豆諸島鳥島のアホウドリデコイ作戦の様子をリアルタイム映像で展示しました。来場者からは映像が届く仕組やリアルタイムの映像に関心が寄せられました。アホウドリの募金活動も行いました。ご寄付ありがとうございました。

アホウドリ募金:
12,678円
グッズ売り上げ:
82,790円
これらはアホウドリなど山階鳥研の研究活動に役立てていきます。


第13回鳥学講座
【第13回鳥学講座】8日午後2時30分~ 会場:我孫子市民会館

「ウグイスの繁殖戦略を探る」
講師:和田勝・東京医科歯科大学教授

 約150名の方々が参加されました。そのなかには長野県松本市から聞きに来たという高校生がいて、講演終了後も熱心に質問をしているのが印象的でした。熱意ある若者たちの質問に、講師の和田先生も喜んで対応していました。
我孫子市鳥の博物館・提供
 
 
(以上、山階鳥研NEWS 2003年12月1日号より)


山階鳥類研究所 所長賞 受賞おめでとうございます
 JBFの一環で開催された全日本バードカービング作品展とワイルドライフアート展で、鳥類を科学的に追求した技術と表現力の優れた作品に山階鳥類研究所所長賞が贈られました。

=ワイルドライフアート展 受賞作品=
ワイルドライフアート展 受賞作品
「ワニ?」(57×75cm/インク画)
渡辺靖夫さんの作品
受賞者・渡辺さんのコメント:
 このたびは受賞することができ、大変光栄に思っています。私は日頃、ペンやインクを使用したモノクロームのイラストレーションを制作しています。制作時、特に鳥類の形態的、生態的特徴に留意し、如何に「その鳥らしさ」を表現すべきであるかを考えていますが、本賞の選定基準である「鳥類の科学的な見知からの表題の追求」は、まさに私が目指すものであり、その意味においても今回の受賞は励みとなり、今後の制作活動においても、大きな糧になることと思います。今後も制作活動を通して、微力ながら鳥類の科学的追求にお役に立てれば幸いです。


=全日本バードカービング作品展 受賞作品=
全日本バードカービング作品展 受賞作品
「疾風迅雷/ハヤブサ幼羽」
岩橋 徹さんの作品
受賞者・岩橋さんのコメント:
 この度、権威ある賞をいただきありがとうございました。バードカーバーとして誇りに思っています。山階鳥研といえば心に浮かぶのは、黒田長久先生の『鳥の世界』です。私が小学生のころ親に買ってもらったこの本は、鳥の生態写真やイラストが多く鳥に対する好奇心を満たしてくれ、その後40年ずっと鳥を見続けるきっかけとなりました。 受賞作のハヤブサ幼羽飛翔形は、岩を蹴って飛び出した瞬間の勢いを出すのに苦労しましたが、兵庫県立博物館の先生のお陰で資料を揃えることが出来ました。まだまだ勉強中ですが、周りの人々に支えられながら命の輝きが伝わるような作品が出来ればと制作に励んでいます。

(以上、山階鳥研NEWS 2004年1月1日号より)

※JBFについては、ジャパンバードフェスティバルのホームページをご覧ください。

 

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