2014年11月1・2日に、山階鳥研の地元、我孫子市で鳥と自然環境保護をテーマにしたお祭り、ジャパンバードフェスティバル(JBF)(実行委員長・林良博 山階鳥研所長)が開催されました。1日目の午後は本降りの雨となりましたが、2日目は晴れ、多数の方々が来場して展示や販売、講演などをそれぞれ楽しんでいました。
山階鳥研では恒例の「山階鳥研 見にレクチャー」を行いました。所員が交代で講堂でミニレクチャーを行うもので、30分ごとに40名入場の総入れ替え制、内容は山階鳥研の紹介や研究紹介など合計10 題でした。2日間の入場定員880名に対して延べ606 名の方にご来場いただきました。JBF への山階鳥研の参加行事として、この形式のミニレクチャーを始めてから今回で9回になりますが、当初予想していたように来場者が減少することもなく、多くの皆さんに楽しんでいただいています。アンケートでは 「このような研究があるのだなあと知ることができた」、「何度来ても楽しい」などのコメントがありました。玄関ホールに設置した募金箱に13,165円の募金をいただきました。いただいた募金はアホウドリの保護活動などに活用いたします。大変ありがとうございました。
鳥学講座は、毎年JBF にあわせて、山階鳥研と我孫子市鳥の博物館が共催する催しです。今回は、11月1日に、森林総合研究所の川上和人さんに「恐竜だって、本当は鳥みたいになりたい」と題して講演をお願いしました。講演では、鳥類の生態から推測した恐竜の体色の話など、大変興味深いお話が伺えました。この講演には106名の来場者がありました。
※ JBFについては、ジャパンバードフェスティバルのウェブサイトをご覧ください。
※ 2012年度より全日本バードカービングコンクールはジャパンバードフェスティバルとは別に開催されています。2014年度のバードカービング 山階鳥研所長賞はこちらのページでご覧ください。