2017年11月4日〜5日に、山階鳥研の地元、我孫子市で鳥と自然環境保護をテーマにしたお祭り、ジャパンバードフェスティバル(JBF)(実行委員長:奥野卓司 山階鳥研所長)が開催されました。多数の方々が来場して展示や販売、講演などをそれぞれ楽しんでいました。
山階鳥研では恒例の「山階鳥研 見にレクチャー」を行いました。所員が交代で講堂でミニレクチャーを行うもので、整理券配布による、30分ごとに40名入場の総入れ替え制で、山階鳥研の紹介や研究紹介などの講演合計8題をのべ20回行いました。2日間の入場定員800名に対してのべ678名の方にご来場いただきました。
今回はアンケートをお願いしませんでしたので、アンケートからの声はわかりませんが、来場者数は例年どおりで、聴講後好意的な感想をおっしゃってくださる方もいらっしゃいました。玄関ホールに設置した募金箱に11,230円の募金をいただきました。大変ありがとうございました。
>>2017年「見にレクチャー」の講演タイトルリスト *11/4 *11/5
鳥学講座は、毎年JBFにあわせて、山階鳥研と我孫子市鳥の博物館が共催する催しです。今回の講座は、11月4日に、「夢を運べ、北の島から日本の空へ−絶滅から復活への道を歩むシジュウカラガン」と題して、日本雁を保護する会会長の呉地正行さんに講演をお願いしました。講演では、シジュウカラガンの減少の経緯や保全の取り組みについてわかりやすく説明がありました。
アンケートでは「キツネの話(減少の原因となった、世界的なキツネ養殖ブームの話)は知らなかったので面白かった」「シジュウカラガンの復活のためにこんなに苦労されたと聞いて感動した」といったコメントがありました。当日は115名の参加者がありました。
※ JBFについては、ジャパンバードフェスティバルのウェブサイトをご覧ください。
※ 2012年度より全日本バードカービングコンクールはジャパンバードフェスティバルとは別に開催されています。2017年度のバードカービング 山階鳥研所長賞はこちらのページでご覧ください。