2007年3月16日~25日にかけて、尾崎保全研究室長のヤンバルクイナ研究の野外調査に同行し、実際に調査を手伝いながら沖縄本島の関連施設などを取材しました。
ヤンバルクイナは、ご存じの通り1981年に新種として記載された鳥です。
日本ではもっとも新しく発見されたこの鳥が現在もっとも絶滅に近い鳥と言われるようになりました。急激な減少の原因は、主に外来生物による補食と、生息環境(森林)の破壊と考えられています。
今回の取材で、現地の行政、企業、民間団体、研究者などがそれぞれ、ヤンバルクイナを絶滅から救うために各種の施策を講じていることを実地に見て取ることができました。
今後の課題は、各分野でそれぞれに行われている努力が、最大限に生きるような、総合的視野にたった協調、連携であろうと感じました。なんとしても絶滅を防ぐという強固な意志のもとに、力を合わせて活動をしてゆく必要があります。(文・写真:広報担当 平岡考)
(山階鳥研NEWS 2007年5月号より)
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